生産技術・作業改善

エアブローの作業時間を短縮するには除塵・水切りの比較評価

繰り返すエアブローを、短く。時間のかかる作業は、噴射している時間と、ワークを持ち替える時間、確認や再作業の時間に分けます。どこで時間がかかるかによって、ノズルの選定だけでなく、作業姿勢やワークの置き方も検討できます。

編集:有限会社ガリュー|エアーブロー・洗浄機器メーカー
ブローしている時間

噴射開始から、合格とする仕上がりまで。対象物・付着状態・作業姿勢をそろえて測ります。

ブロー以外の時間

持ち替え、姿勢変更、検査、やり直し。工程全体を動画で記録すると、どこで時間を使うかを確認できます。

作業を分けて、時間を測る

作業開始から完了までを、準備・噴射・持ち替え・確認に分けて記録します。製品の噴射時間だけが短くても、工程全体の所要時間が同じならタクト改善とは言えません。複数回の作業を比較し、作業者や付着状態によるばらつきも確認します。

  • 代表的なワークだけでなく、吹き残しが出やすいワークを含める
  • 噴射回数と、合格までにかかった総時間を記録する
  • 除塵・水切りの合否基準を試験前にそろえる

付着物に合う当て方を試す

パルスエアーを使うショックガンなどを、現在のエアガンと同じ作業で比較します。ノズル距離、角度、供給圧力、ワークの姿勢を記録し、一度に多くの条件を変えないことが比較の基本です。付着物の種類や形状によって適否が変わるため、短縮率を一律に見込まず実物で評価します。

  • 供給圧力は製品の使用範囲内にそろえる
  • 除去した付着物の飛散先と再付着を確認する
  • 握りやすさ、ホースの取り回し、持ち替え回数も比較する

時間と品質、エアー量を並べて判断する

工程の総時間が短くなっても、吹き残しや再作業が増えていないかを確認します。圧縮空気の使用量は流量と実噴射時間から評価し、作業時間の短縮率をそのまま省エネ率に置き換えないでください。

  • 工程の所要時間、実噴射時間、再作業回数を別々に記録
  • 一定流量なら使用量[L]=流量[L/min]×噴射時間[秒]÷60
  • 量産条件で繰り返し、品質と作業負担の両方を確認

試験・相談の前にそろえる情報

下記の項目を、現在の条件と検討後の条件で同じように記録してください。写真や図面を添えると、適用の検討を進めやすくなります。

確認項目記録する内容
品質同じ付着物・ワーク・合否基準
時間工程全体と実噴射時間をそれぞれ計測
再作業再ブロー回数・吹き残し箇所
使い勝手持ち替え・ホースの取り回し・姿勢
補足・よくある質問

パルスエアーなら必ず作業が速くなりますか?

付着物や形状、現在の方法によって結果は変わります。同じ品質判定で、作業全体の時間を比較してください。

デモ機では何を用意すればよいですか?

実際のワーク、現在のエアガン、使用圧力、合否基準をご用意ください。代表条件と苦手な条件を分けると、適用を判断しやすくなります。

条件に合わせて製品を確認する

適用の可否はワーク、供給条件、仕上がりの要件によって異なります。仕様確認と実ワークでの試験から進めてください。

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